実は、犬も虫歯や歯槽膿漏など、歯の病気にかかると聞きます。そのため、人間と同じ様に「歯磨き」が推奨されている様です。特に、ヨークシャテリアの場合は、なぜか歯石が付きやすいともいわれているため、念入りに歯磨きをする必要がある様です。ヨークシャテリアの歯磨きについて調べます。

ヨークシャテリアに歯磨きが必要な訳

ヨークシャテリア 歯磨き 頻度 方法
ヨークシャテリアの口の中と人間の口の中では、水分(唾液など)の性質が違う様です。虫歯菌は酸を作り出す性質があるため、口の中が酸性の方がより虫歯になりやすいといわれている様です。

・ヨークシャテリアの口の中:アルカリ性

ヨークシャテリアの口の中はアルカリ性のため、虫歯菌は増えにくい環境であり、「ヨークシャテリアが虫歯になった」という話は、なかなか聞かないということです。

・人間の口の中:弱酸性

虫歯菌は酸を作る性質があるため、ますます酸に傾き、歯磨きをしないと虫歯にな

る可能性が大きくなる様です。

虫歯になる可能性が低いと考えられているヨークシャテリアですが、定期的な歯磨きをしないと、歯垢が溜まります。やがて歯垢は固まり、歯石になります。歯石は、細菌の温床といわれていますから、細菌が歯茎やあごに達すると、骨を溶かしたり、脳や内臓に悪い影響を与え、個体の命を脅かす事態に発展する可能性もあるといわれています。

このことから、ヨークシャテリアにも歯磨きは十分に必要だということでした。

ヨークシャテリアの歯磨きの頻度

餌(おやつ)のタイプにもよる様ですが、ヨークシャテリアは歯垢が付きやすい部類だそうですので、特に半生などの湿ったタイプを与えている場合は、毎日の歯磨きを習慣にするのが良いそうです。例えば、毎日の歯磨きができなければ、1日置きに「歯磨き」と「犬用ガム」などを交互に行って、毎日、個体の歯を清潔に保てる様な工夫が必要だということです。

※歯垢は、1週間足らずで歯石へと変化するといわれている様です。

スポンサードリンク

ヨークシャテリアの歯磨きの上手な磨き方

①口を触られることに慣れさせる

ヨークシャテリアは、飼い主(人間)に口を触られることに慣れていません。ペットシ

ョップによっては、スタッフが歯磨きに慣れる訓練をしている場合もある様ですが、

まず、飼い主に口を触られることに慣れさせる必要がある様です。

②個体の歯茎を見る

個体の口を優しくめくってみましょう。これができれば歯茎の確認ができます。

③歯を拭く(歯ブラシは使わない)

歯茎を嫌がらずに見せてくる様になったら、次は、柔らかい布(ガーゼなど)やスポン

ジブラシなどを使って見える歯を拭いてみましょう。

④奥歯を拭く(歯ブラシは使わない)

見える歯を拭かせてくれたら、次は奥歯を拭いてみましょう。

⑤歯ブラシを使う

・歯ブラシは人間の赤ちゃん用など、最も柔らかいものを選びましょう。定期的に

行えば、強く磨く必要は全くない様です。

・歯磨き粉を使わずに素磨きでも十分だということですが、個体が歯磨きの時に、

味が付いた歯磨きジェルを使うと喜んで口を開ける場合もある様です。

※人間の子供用の歯磨き粉であっても、犬には良くない薬品が使われているため、

決して使わない様にしましょう。

どの工程でも個体が嫌がる様なら、いったん止めて様子を見ましょう。時には、順序を戻って、間隔をあけてみましょう。何よりも飼い主があせらず、根気強く、慣れさせていくのが良い様です。

嫌がらずに歯磨きをさせてくれた時には、おやつを1つあげるのも、個体にとっては「歯磨き=ご褒美」という条件付けになり、そのあとの歯磨きの手助けとなる場合もある様です。

できれば使いたくない方法ですが、どんなことをしても歯磨きをさせてくれない個体

には、次の方法を試してみましょう。

・口臭予防:飲み込んでも大丈夫な水歯磨き(水と混ぜるもの)

・口の中をきれいにする:おやつとして与える犬用のガム

・獣医師での歯磨き

まとめ

ヨークシャテリアの歯磨きは、歯周病の備えとして、毎日する方が良いということが分かりました。また、個体の歯を磨くことでは飼い主の根気強さが求められ、個体によっては歯磨きをさせてくれないこともある様です。

確かに、飼い主と愛犬との大切なスキンシップの時間ですが、飼い主があまり時間をかけられない場合は、歯磨きを獣医師にお願いするのも1つの方法だと思いました。そうすることで、口の中の健康診断を兼ねることもできそうだと思いました。

スポンサードリンク