ヨークシャテリアにとって大切なことは生活環境を整えるだけでなく、歯磨きや耳掃除など、自身のお手入れも必要になる様です。
歯磨きや耳掃除は、比較的協力的の様ですが、爪きりの多くは、飼い主にとっても犬にとっても「苦手」だと耳にします。ヨークシャテリアの爪きりについて、調べます。
ヨークシャテリアの爪きりの必要性
・自然の中で暮らす犬であれば、その環境の中で「爪を切る」というより「爪は自然に削れる」ので、その必要はないそうですが、室内で暮らす場合は、爪が自然に削れることなど、ほとんどないので、爪きりは必要になるそうです。
・爪を切らずにそのまま放って置くと、伸びすぎた爪で飼い主が傷つくだけでなく、個体自身が敷物に引っかかったり、散歩中に折れたりなど、傷付ける可能性があり、そのことからも爪きりは必要だということです。
・爪が伸びすぎると、爪の中に「神経」や「血管」までが伸びてくるそうです。そうなると、飼い主が気付いて爪を切る頃には、爪と一緒に神経や血管まで傷つけてしまうことになり、結果、「ケガをさせてしまう」可能性があるために、爪きりは必要だということです。
ヨークシャテリアの爪の切り方
①ヨークシャテリアの爪
・ヨークシャテリアの爪は黒いので、どのあたりに血管があるのか、はっきりと見えないことが多く、飼い主は苦労する様です。
・ヨークシャテリアの爪は、思い切り切るのではなく、少しずつ切っていくことが大切だということです。そして、そばには、万が一の失敗に備えて、「止血薬」を用意することが一般的になっている様です。
②爪きりの準備
・犬用の爪きりを用意する
人間用の爪きりや、100円ショップのペット用の爪きりでは、使い勝手が良くない様で、「個体にとって負担になる可能性がある」と多くの経験談が見つかりました。飼い主の手に合った使い勝手の良さそうな「犬用の爪きり」を用意するのが無難な様です。
・爪きりの恐怖心を取り除く
犬に「爪きりは怖くない」ことを教えましょう。そのための1つの方法として、犬が慣れるまでの間はサロンに通うのも良い様です。また、飼い主がトリマーの作業を見て学ぶことも大切なことかも知れません。何より、飼い主の「恐怖心」が、個体に伝わらないことが大切でしょう。
③爪きりの方法
(1)犬用の爪きり、やすり、止血薬を用意する
(2)個体を爪の切りやすい体制にさせる
個体を脇で固定し、両足を手で握り、落ち着きを待つ
(3)個体が落ち着いたら肉球を軽く押して、指を広げる
(4)ほんの少しずつ切っていく
「極浅くまっすぐ切る」→「両角を落とす」→「やすりをかける」
(5)爪の切り口を観察して、爪の中心に白い箇所を見つけたら、爪きりは終わり
(6)仕上げのやすりをかけて終了
爪きりの出来上がり(仕上がり)は、爪の先が丸く、角が出ない様に切れているのが理想の様です。爪に角がなければ、どこかに引っかかったり、飼い主や自分を傷付けることもなくなるでしょう。
爪きりに慣れない飼い主の緊張は、犬にも伝わる様ですから、まず、飼い主の気持ちを落ち着かせることが大切だということです。個体には、声をかけながら行うのも1つの方法ですが、自信がない様であれば、サロンなどで切ってもらうことも、良い様です。
まとめ
ヨークシャテリアの爪を切る時は、決して一気に切ろうなどと思わず、少し、また少し、切る様にしなければ、血管や神経を傷付けてしまう恐れがあることが分かりました。爪切りをせずに爪が伸びてしまうと、爪の中にまで神経や血管が伸びることに驚きました。また、爪きりの時に止血薬を用意することにも驚きました。
ヨークシャテリアの爪きりの時、飼い主が怖がっていると、犬にもそれが敏感に伝わる様です。飼い主は、決してその気持ちが伝わらない様に、声がけをしながら行うと良いこと、また、トリマーの作業などを見学して、コツを覚えるなども必要だと分かりました。