少し昔の飼い犬の餌は、たいてい家庭の残りご飯だったと記憶しています。子供が食べているお菓子やアイスクリームなども普通に食べていた時代がありました。その頃の犬の下痢は、今考えると当たり前の様にも思いますが、現在、犬用の食事が確立され、犬用のアイテムが揃った時代になっても、犬は下痢をする様です。ヨークシャテリアの下痢について調べます。
犬の下痢
①下痢の傾向
ヨークシャテリア(犬)の下痢は、子犬の時に多く現れる様です。それは、「まだしっかりと器官が整っていないこと」、「食べ物の変化にすぐに対応できないこと」にある様です。
②下痢の種類
「急性」と「慢性」がある様です。急性でも慢性でも、下痢の程度は軽いものから重いものまであり、特に恐ろしいのは、急性で、激しい下痢と嘔吐や吐血などが一緒に現れる時の様です。
③便の様子
便は大きく3つのタイプに分類される様です。
・通常便
通常便は正常便を指し、便の処理をする時も簡単に紙などで取ることができ、その
あとも地面に残らず、形は崩れない程度の硬さがあるものの様です。
・軟便
一般的に下痢ではないが柔らかい状態の便を指し、処理をする時は地面に多少取り
切れない便が残るほどの様です。
・下痢便(泥状便、水様便)
どろどろの状態からほとんど水状態の便を指し、時にはゼリー(腸粘膜)の様なものが混じることがある様です。あとの処理は、丁寧に洗い、十分に流すなどが必要の様です。
④便の様子と可能性のある病気や状況
人間の便の傾向とよく似た様子が現れることも少なくない様です。獣医師へ受診のタイミングは、個体によって体力に差があり、一概にいえない様ですが、目安にはなるでしょうということです。
・ゼリーの様なものに包まれている
大腸炎の疑い
・油分が多い
油分が消化されていない
・水様性の便
速い速度で腸内を通過した
・便に泡が混じる
ガスを発生させる細菌が増えている
・タールの様に黒くベッタリした便
食道から小腸までのどこかで出血している疑いがある
・鮮やかな血便、血の塊が混じる便
結腸から肛門までのどこかで出血している疑いがある
・きらきら光り、粘土の様な便
膵臓に異常があることを疑う
下痢の原因
よく言われるのは腸にかかわる病気の様です。原因は様々で、人間と共通する原因も多い様です。
・餌の与えすぎ
・お腹を冷やした
・食べたものが異常だった
・ストレスが原因
・胃腸の調子が良くない
・腸のどこかに腫瘍ができた
・細菌やウイルスに侵され始めた
・寄生虫の仕業
・薬剤(非ステロイド性抗炎症剤など)
まとめ
ヨークシャテリアの下痢は子犬の時ほど起こりやすく、成長するにつれて治まる傾向にある様です。ですが、大人の個体でも下痢は突然起こることがあり、その原因は様々ですが、放って置くと命にかかわる可能性もある様ですから、当てはまる症状が見つかったら当然、そのほかの症状でも飼い主の独断で過信せず、早めに獣医師への受診をお願いします。